タイヤを外しホイールの中の水分を乾燥させたりBBを外してフレーム内の水分も乾燥させます。
BBも綺麗にしてまた装着するのが自分の整備で一般的でした。
その日もロングツーリングを行なって最後に雨に降られたのでいつも通り整備しておりました。
するとBBを回すと一緒にBBシェルまで共回りするではありませんか…。
フレームに接着剤で付いてたであろうと想像出来ますが見事に外れてます。
最初は上記の写真ほどは浮いてませんでした。左右のBBシェルが1/4回転程動いて
『接着剤が明らかにとれてしまったなぁ…。』程度でした。
その後すぐに鈴鹿サーキットでのレースが控えてたのでそのままBBを閉めると両側から圧迫されて
BBシェルも動かなくなったのでレースに挑みました。
しかしながら整備不十分でシェルが少し浮いた状態でレース場に着いて試走すると変速が決まらない。
一緒に出場してたニコ生自転車部の枯葉さんに相談すると結構重症だ…との事。
当日は何とか調整はするけど終わったら根本的に直したほうが良いとの診断でした。
レースが終わって修理です。まずBBシェルを取り外さないといけないのですがBBシェルを良く見ると真ん中で分割出来る構造でした。
しかし浮きも引っかかりも内部に無いため引っ張ることが出来ませんでした。
なのでBBシェルにBBを取り付けて反対から檜の棒で叩き出す作戦に出ました。
これで取り出したBBシェルがこちらです。
接着剤が全然付いてない。綺麗に外れた感じです。フレームに全て残ってました。
接着面も平滑でそのまま強力な接着剤があれば大丈夫そうです。
今回はガチネジの高強度を使用しました。
接着させた後は万力で固定して丸一日放置。
これでBBを規定トルクで締め外し出来れば問題なしです。
0 件のコメント:
コメントを投稿